親方の豆知識

バリアフリーに向けたリフォーム

2016/12/12

リフォームやリノベーションに対して補助金制度があることはご存じでしょうか。とくにバリアフリー化やエコリフォームを考えている場合、自治体から受けられる恩恵は少なくありません。

どのような場合、これらの補助金が利用できるのかまとめました。

補助金はどこから出る?

リフォームやリノベーションの際の補助金は国、都道府県、市区町村のそれぞれから給付されています。自治体ごとに利用できる補助金の種類や条件も異なりますし、毎年見直しも行われているため、どこに住んでいるか、いつ申請するかによってもらえる金額も異なってきます。

細かい条件については、各自治体サイトや窓口へのお問い合わせをおすすめします。

補助金の種類

補助金の対象となるのは、大きく分けて3つのパターンが考えられます。

まず、震災や防災的な観点からのリフォームと判断された場合です。耐震補強工事、アスベスト対策工事などが該当します。

次に、省エネや環境対策用のリフォームです。これは、太陽光発電、太陽熱温水、ごみ処理機設置などが挙げられます。

そして、バリアフリーなどの高齢者支援的なリフォームも積極的な支援が進んでいます。

補助金でどれぐらいお得に?

補助金の額は各自治体によって異なります。東京や神奈川の例を参考に算出してみましょう。

耐震診断費用は5万円~15万円、耐震改修費用は50万円~300万円、太陽光システム設備の設置には5万円~20万円、バリアフリー改修工事には10万円から30万円が支給されています。

たとえば耐震リフォームならば「昭和56年以前に建てられた住宅」、バリアフリー改修ならば「65歳以上の方が住んでいる住宅」「障害の程度が1級~3級の方が住んでいる住宅」、エコリフォームならば「自治体内に所有している家に対象設備を新たに導入しようとしている」など、条件が細かく決められています。

利用にあたってはどのような条件が設けられているのか、よく調べるようにしましょう。

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