親方の豆知識

断熱リフォームをしてみよう

2016/12/16

「どんなに気をつけても冷暖房が原因で電気代が安くならない!」というのは、もしかしたら家の断熱性に問題があるのかもしれません。

断熱リフォームをしてみるというのもひとつの方法です。

従来の断熱リフォームの方法

これまで多く見られた断熱リフォームの方法は、いったん床や壁をはがして断熱材を充填した後に元に戻すという方法でした。

どうしても大がかりな工事になりがちで、賃貸物件へ一時的に引っ越していなければならないなど、費用も時間もかかってしまうものだったからです。

新しい断熱リフォームの方法

一方、最近の断熱リフォームでは、床や壁をはがさない方法が主流になりつつあります。

たとえば、壁はクロスだけをはがした上に断熱ボードを施工して仕上げます。床は床下から断熱パネルを施行するため、家具などを移動する必要もありません。仮住まいを用意する必要もなく、より手軽になっています。

全体断熱か一部断熱か

断熱リフォームをする時に全体断熱というのも悪くはありませんが、予算に限りがある場合などは一部断熱でも十分効果が期待できます。

たとえば、キッチン、リビング、寝室、水回り、廊下などの生活ゾーンだけを断熱するというのもおすすめです。生活動線に沿って断熱することで、居住者にとっては全体断熱とあまり変わらない効果を感じることもできるでしょう。

1部屋2日程度の工事で済むことも多く、一時引っ越しの必要もありません。

断熱リフォームの効果

従来は床暖房とエアコンを併用しても足元がどうしても暖まらなかった部屋が、断熱リフォームをしてやっと足元がポカポカするようになったという例も報告されています。

暖房器具をあれこれ使用しなくても部屋全体が暖まるようになるため、スッキリとした空間で過ごすことができるようになります。部屋間の温度差による脳卒中や心筋梗塞の原因となる「ヒートショック」を防ぐためにも、家全体をやさしく暖める断熱リフォームをしてみてはいかがでしょうか。

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